人外四捨五入

−人外 3rd−

−鰐人間−

 上半身が人で下半身が鰐。
 鰐男のミイラが実在するらしく、ジェイクと言う名前の鰐男が見せ物小屋にいたという逸話も。

−ヒポカンポス−

 海馬。ヒポカンパス、シーホース。

 脳の一部である海馬は、この幻獣に似ているために命名されたという話と、タツノオトシゴに似ているために命名された話とがあるようで。

 ヒポカンポス自体は神話の主役と言うより、神々が海中を移動する際の乗り物という位置づけらしい。

−ケルピー−

 イギリス/スコットランドの水馬。
 大きな水色の魚のような尾持つ馬。たてがみは藻。

 ゲームなんかだとヒポカンポスと同じような姿をしているようだけれど、普通の馬のふりをして人を乗せたり、馬具を着けられて荷物運びのために使役されたりという逸話を見てると、左図のようなイメージが浮かぶ。

 人を乗せるとき、その人数にあわせて胴が伸びるらしい。

−ヒョウモントカゲモドキ−

 レオパードゲッコー/通称レオパ。
 繁殖目的だけならタッパーで飼育できるとかどうとか。

−Zhar & Lloigor−

 ツァール(ザール)&ロイガー/双子の卑猥なるもの。

 ロイガーについては、その姿は緑に光る目と幾つもの長い触腕を持つ、巨大な震える肉の塊であり、内部からは異様な唸りが発せられている、とかなんとか描写があるものの、一緒に埋まってるはずのツァールは具体的な描写はされたことがないらしい。
「羅ごう(目候)星魔洞」なんかだとロイガーと一緒に埋まってるとかどうとか言ってただけのような記憶が。

 そんな曖昧な記憶で描いたのが左図です。

−人魚−

 西洋の人魚(マーフォーク)のうちの女性形(マーメイド)
 中国では、猿の干物と魚を合成した加工品なんかをジェニーハーニバスとかいって西洋に輸出してた……って、あすかあきお氏が仰ってた。

−人魚−

 日本の人魚は、マーメイドよりはマーマンとかDeep Onesに近いようなそうでないような。
 むしろ怪獣? といった感じのをよく見る気がする。

−Deep Ones−

 Cthulhu神話大系の中で語られる魚人。
 魚と両生類を掛け合わせたような容姿で、前屈みになって跳ねるように歩き、蛙のような声で鳴く……らしい。
 人類との混血も可能で、そういう混血児やその子孫は、最初普通のホモサピエンス顔ではあるけれど、ある時期から魚っぽい顔になっていき、最後にはDeep Onesと同じ姿、能力を得て海に還る……らしい。
 左図はその混血児のイメージ。

−Cthulhu−

 Call of Cthulhu(著・H.P.ラヴクラフト)などで語られる邪神。
 クトゥルー/クトゥルフ/クスルー/シュールー/ク・リトル・リトル等、人間に発音できない名前として設定されてるせいか、邦訳にもバリエーションたっぷり。
 呪文の邦訳にもバリエーションたっぷり。
 ウガフナグルが、ウガン・アジルだったり。
 で、頭足類と類人猿と竜を足して割ったような像があるとかどうとか。
 全身が鱗に覆われていて、ゴムのようにブヨブヨしてるとかどうとか。

 ふんぐるい・むぐるーなふ・くとぅるー・るるいえ・うがふなぐる・ふたぐん


龍龍
(トウ)

 龍が三つで一つの漢字。
 字義は「龍が行く」だそうで、「龍龍」で一つの漢字と読みや意味は同じらしい。
 「龍龍」のほうには飛龍って意味もあるとかないとか。

 龍龍
 龍龍 だと読みが「テツ」で「よく喋る」とか「喧しい」とかいう意味になるらしい。